創価大が第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)へ向けたオンライン会見を開き、総合3位以内を目標に掲げた。

前回8位で4年連続シード権獲得中の“令和の強豪”は、今季の駅伝シーズンでも存在感を発揮。10月の出雲駅伝で2位に入ると、11月の全日本大学駅伝でも6位となった。榎木和貴監督は「昨年までは(5000メートル)13分台の選手は多くて5人が限界だったが、今季は14人の選手が13分台を記録した。春シーズンに取り組んできたことが結果に表れた」と手応えを口にする。

とりわけ4月に東海大から編入した吉田響(3年)の存在は大きい。出雲で5区区間賞、全日本では5区区間新記録を樹立。箱根路では東海大1年時に区間2位と好走した5区出走が濃厚となる。指揮官も「今年は5区に吉田響という山のスペシャリストを置けることがチームの一番の強み」と自信を示し、「チームのトップ5を往路に据えられるくらい、攻めのオーダーを考えている。往路は優勝争いに絡み、復路はその流れをキープして、総合3位以内が達成できるようにしたい」と意気込んだ。

監督から期待を受けた吉田響は「最低でも69分台を狙って、区間新記録を出し、チームに貢献したい」と意気込み、前回大会で城西大・山本唯翔(当時3年)がマークした1時間10分4秒の区間記録超えを宣言。「創価大は箱根駅伝への思いが熱い」とチームの雰囲気を表し、「(箱根は)最大の恩返しができる場。親やチームメート、監督、コーチ、応援してくださる方のために成果を発揮していきたい」と力を込めた。

16人のチームエントリーから外れた志村健太主将も、ここまでの道のりを「みんなが能動的にチームを変えていきたいとやってきた。レースの中でもエースになってやる、練習でもエースになってやるという思いを持ってきた」と総括。2週間後に迫る大一番へ「とにかく3位以上が目標。狙えるところまでいきたい」と引き締まった表情で誓った。

【箱根駅伝】チームエントリー発表! 23校全選手一覧>>