全国高校駅伝が24日、京都・たけびしスタジアム京都発着(男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ)で行われる。男子の浜松日体は2年ぶり9度目の出場。女子は2年ぶり2度目の浜松市立が、冬の都大路を駆け抜ける。【山口昌久】

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浜松日体が雪辱に燃えている。2年前の全国駅伝は36位。当時、登録メンバーでサポートした小川伊央主将(3年)は「衝撃でした。自分よりはるか上のレベルの先輩たちが、敗れる姿を見て」と、都大路の難しさを痛感した。この日を境に「全国に行くことが目標ではない」とギアチェンジ。スピードの追求だけでなく、全員で戦う駅伝の強さを求め、チームを引っ張ってきた。

11月の県高校駅伝では7区中、区間賞は1人のみ。残り6人が区間2位と、粘り強くタスキをつなぎ、駅伝力を見せつけた。5000メートルでチーム最速タイム(14分32秒92)を持つ山本拓歩(たくと、2年)は「自信を持ってスタートラインに立つ。そしてチームを支えてくれた3年生に恩返しがしたい」と意気込んだ。

チームの目標は20位以内。小川主将は「静岡県のゼッケン(21)を上回ります」と笑みを浮かべ、2年前のリベンジを誓った。