陸上U20世界選手権の男子800メートルで同種目日本勢最高の銅メダルを獲得した落合晃(こう、18=滋賀学園)が、来年9月の世界選手権東京大会へ意欲を示した。

日本代表は3日、開催地のペルー・リマから成田空港に帰国。1年後に自国で開かれる大舞台へ「入賞やメダルを獲得できる選手になれるように頑張りたい」と視線を向けた。

世界大会での同種目でのメダル獲得は、シニアを含めて日本人初となった。20歳未満の大会ながら快挙を遂げたが、日本記録保持者の高校3年生は世界で力を出し切る難しさを実感。スピード変動への対応や位置取りの重要性を思い知り「レース勘や実力がまだまだ足りない。『世界はこう戦うんだ』と身に染みて感じた」と省みた。今後は800メートルに加え、400メートルや1500メートルなど異なる距離の練習を増やし、総合力を高めていく。

これまで男子800メートルは世界との差が大きく、同種目で世界選手権に出場した日本人は2人のみ。落合は来秋の同選手権の参加標準記録(1分44秒50)に0秒30と迫っており、海外勢とも渡り合う可能性を秘める。

「今回はすごく良い経験になった。次は勝ち切るレースをしたい」

肌で感じた世界との差を、飛躍への糧とする。【藤塚大輔】