<世界陸上>◇27日◇女子マラソン◇クッチェボサン運動記念公園(韓国・大邱)発着の42・195キロ

 日本から尾崎好美(30=第一生命)、赤羽有紀子(31=ホクレン)、中里麗美(23=ダイハツ)、野尻あずさ(29=第一生命)、伊藤舞(27=大塚製薬)の5人が出場した。<ゴール=2時間28分43>

 キプラガトが優勝。2位ジェプトゥー、3位チェロプとケニア勢がメダルを独占した。4位はベケレ。赤羽は最後まで粘り、5位と健闘した。「目標はメダルだったので、もう少しだった。残念」と振り返った。

 中里は10位。「世界の力を見せつけられた。惨敗」と話した。

 尾崎は18位。「プレッシャーを乗り越えられるように力をつけたい」と話した。

 野尻は19位、伊藤は22位だった<40キロ=通過タイム2時間21分30秒>

 キプラガトがトップで上位3人はケニア勢が占める。4位はベケレ。赤羽は必死の追い上げで5位に浮上した。中里は8位グループ。尾崎は20位。<35キロ=通過タイム2時間5分24秒>

 ケニア勢3人が集団で独走。その後ろに赤羽、中里、尾崎が続いていく。

 

 36キロ、キプラガトがトップで力強い走り。赤羽は6位で日本勢トップだ。<30キロ=通過タイム1時間48分35秒>

 アフリカ勢が引っ張る20人あまりの集団。尾崎、赤羽、中里、伊藤の日本勢4人は先頭集団に入っている。やや遅れた野尻は踏ん張りどころだ。

 30キロをすぎて、伊藤も遅れ始めた。野尻と並んで走るかたちになった。先頭からは20秒ほど後れた。

 

 33キロでキプラガト(ケニア)がペースアップ。アフリカ勢が先頭集団を引っ張る。スパートだ。日本勢と距離が離れた。

 あっという間にアフリカ勢4人の先頭集団になった。

 赤羽は6位グループ。<25キロ=通過タイム1時間30分36秒>

 アフリカ勢が先頭を引っ張る。日本勢は5人が先頭集団に入っている。集団に戻った野尻は後方で粘っている。

 26キロすぎで集団後方で転倒者が出たが、野尻はかわした。

 30キロ手前で野尻が遅れた。<20キロ=通過タイム1時間12分39秒>

 ジェプトゥー(ケニア)が先頭で通過。集団はまだ大きい。日本勢5人はしっかり先頭集団に入っている。

 22キロすぎでベケレ(エチオピア)が先頭でペースを上げていく。野尻が一時先頭集団からやや離れたが、集団後方に戻った。

 23キロで集団がややバラけ、20人あまりになる。<15キロ=通過タイム54分11秒>

 野尻が変わらず先頭で集団を引っ張る。日本勢は先頭グループに入っている。集団は混み合い、30人ほどだ。ペースは落ち着いている。

 16キロすぎで野尻は集団中盤に下がった。中里が中央、赤羽が左側で集団先頭に位置している。

 19キロすぎでプラキシナ(ロシア)が先頭に上がった。<10キロ=通過タイム36分30秒>

 野尻が力強く先頭集団を引っ張る。日本勢はしっかりついている。ややペースは上がったが、それでも先頭集団は30人以上と多い。<5キロ=通過タイム18分36秒>

 ベケレらエチオピア勢が引っ張る。集団は縦長に広がった。とても遅い入りだ。尾崎、中里、赤羽らが前方に位置している。

 8キロ地点手前で野尻が先頭に上がってきた。<スタート>

 いきなりハプニング。スタートが決まらず、3度目で55人のランナーが飛び出す。日本勢5人も勢い良くスタートを切った。天候は曇り。気温27度、湿度64%、風は強くない。序盤は非常にゆったりとしたペースで進む。尾崎は先頭集団の左側に位置を取った。最初の1キロは4分近くかかった。<スタート前>

 尾崎らが入念にアップを始めた。時折、明るい表情も見せた。選手は、スタート予定の午前9時の10分前にはユニホームに着替えてコースを軽く走る。緊張感が高まった。