男子マラソンで5位に入賞した「外さない男」中本健太郎(30=安川電機)が、次の目標にマラソン初優勝を掲げた。19日、モスクワの空港から川内優輝(26=埼玉県庁)らと出発。初マラソンから11レースすべて10位以上の男は「自信にしたい」。次のレースは、東京マラソン(来年2月)が有力。「2時間7分台か、優勝を狙いたい。もう1年挟んでしっかり力をつけて。今回はメダルが見えていただけに次は、と思います」と、15年世界選手権北京大会を見据えた。

 18位だった川内は、3カ月連続の海外遠征で再出発する。9月17日に英国でハーフマラソンの「グレート・ノース・ラン」に参戦。その後は10月13日にメルボルンマラソン、11月3日にニューヨークシティーマラソンに臨む。12月の福岡国際マラソンも走る予定。モスクワ滞在中は携帯電話を不通にして集中したが、結果は出ず。「レースで何となく前に出て、走るべきでないところを走った。心の問題。これからもスタイルを崩さずにいきたい」と連戦を重ねる流儀を貫く。