桐蔭学園(神奈川)が2年ぶりの決勝進出を決めた。

 前半2分、石見智翠館(島根)に先制トライを許すも、同11分にSH斎藤直人主将(3年)のPGで反撃開始。同14分にはハーフウエーライン付近のラックから展開し、最後はWTB大木魁(2年)が逆転のトライをマークした。主導権を握ると、計7トライの猛攻で相手を振り切った。

 11日の決勝は、2大会前の決勝と同じ東海大仰星(大阪第1)戦になる。藤原秀之監督(47)は「FWの3年生がよくやってくれた。うちは(決勝の相手で)どこが来ても一緒。2年前は(自チームが)ファイナリストにふさわしいチームだった。実際は負けたけれど強かった。今回は向こうの力が上。胸を借りるだけです」と挑戦者の立場を強調した。