日本ラグビー界の秘蔵っ子、筑波大のSO山沢拓也(3年)が、3月からフランス1部リーグの強豪ラシン・メトロに練習生として参加することが、12日までに分かった。

 エディー・ジョーンズ前日本代表ヘッドコーチが19年W杯日本大会の主役候補と名指しした逸材。現在は左膝の故障からのリハビリ中だが、回復が見込める今春、欧州最高峰の「トップ14」に挑戦することになった。シーズン終了の5月までの参加だが、実力が認められれば来夏以降はプロ契約を結び、本格参戦する可能性がある。

 ◆ラシン・メトロ 1890年創部。フランス1部リーグ「トップ14」で過去5度のリーグ優勝を誇る名門。本拠地はパリ・コロンブのイブ・ド・マノワール競技場。今季加入するSOカーターの年俸は約2億5000万円で、ラグビー選手としては世界最高額となっている。昨季の成績は5位。