世界5位の錦織圭(27=日清食品)が、ツアー通算12度目の優勝を逃した。同17位のディミトロフに2-6、6-2、3-6のフルセットで敗退。自身初の4大大会前哨戦優勝はならなかった。それでも「年の初めとしては、とてもいいスタートが切れた」と、16日に始まる全豪に向けて自信を深めた。

 ただ心配なのは、第2セットの途中で違和感を感じた左の臀部(でんぶ)だ。最終セットが始まる前、コートから去ってトレーナーに治療を受けた。「この2~3日、少し違和感があった。大事ではないと思う」。9日に予定されているシドニーでの非公式戦は「まだ出るかどうか決めていない」。全豪までは1週間あるだけに、休養を取って欠場することも考えられる。