残り5の五輪出場枠を争ったペアでショートプログラム6番手だった須藤澄玲(神奈川FSC)フランシス・ブドローオデ(カナダ)組は、巻き返しを期したフリーで精彩を欠き、14位と振るわずに合計148・42点で11位に終わり、6番手となって出場枠を逃した。須藤は並んで跳ぶ2種類の3回転ジャンプとスロー3回転サルコーで計3度転倒し「申し訳ない気持ち」と両手を合わせて落胆した。

 気持ちのコントロールが難しかったようだ。パートナーのブドローオデがカナダ人のため、出場枠を獲得しても五輪出場の夢はかなわない。五輪切符を待ち望む日本人同士のコンビのために戦った舞台で「頭のどこかにプレッシャーみたいなものを感じていたのかもしれない」と漏らした。