18年平昌(ピョンチャン)五輪を目指す三原舞依(18=シスメックス)がフリー64・57点の4位と出遅れた。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプで「いつもと違うコースから(ジャンプに)入ってしまった」というミス。回転不足となった2つ目のジャンプ後に、壁に手をついてしまった。「弱さを殺して、最後までやった」と巻き返したが、演技後も笑顔はなかった。

 4位だったGP第3戦中国杯でも、SPは7位と出遅れた。取材エリアでは反省の言葉が多く出たが「良くないことばかり挙げても暗くなるので、良いところを挙げたいと思います」と自ら話題を変更。「目標の1つだったステップで(最高評価の)レベル4を取れたのがすごく良かった」と振り返った。

 GPファイナル(12月、名古屋)進出へは優勝が最低条件で、フリーは18日に控える。首位オズモンド(カナダ)とは4・48点差。「フリーで巻き返す場面が多すぎて自分でも悔しいけれど、フリーで挽回できる自信はあります」と力強く言い切った。