ハーフパイプ(HP)の予選が行われ、男子は片山来夢(バートン)が96・00点の2組1位、ソチ冬季五輪銀メダルの平野歩夢(木下グループ)は92・66点の同組3位で、各組上位5人の計10人で争う9日(日本時間10日午前)の決勝へ進んだ。

 女子は冨田せな(新潟・開志国際高)が80・33点の1組3位で、各組上位4人の計8人による決勝に進出した。

 男子でソチ五輪3位の平岡卓(バートン)と安藤南位登(尾瀬ク)は落選。女子の大江光と今井胡桃(ともにバートン)も予選で敗退した。

 ◆片山来夢の話 雪が積もっている状況を冷静に見極め、1回目からうまく決められた。今回のジャッジは着地をよく見ていたので、そこをしっかり決めた。

 ◆平野歩夢の話 自分のイメージしていた滑りをクリーンに決められたので、まずは安心している。決勝は高回転の技が必要な厳しい戦いになると思う。

 ◆平岡卓の話 まだ調子が上がっていない。もう少し得点が出るかと思っていた。大会に出続けて調子を上げていければいい。

 ◆冨田せなの話 最初の演技だったが、緊張せずに滑れた。決勝では自分の滑りをして、悔いのない戦いができたら。

 ◆今井胡桃の話 1回目の失敗で崩れて、予定していた演技構成で滑れなかった。試合続きで練習時間は少ないが、演技全体の完成度を上げていきたい。

 ◆安藤南位登の話 点が伸びず悔しいが、積雪の中で自分の滑りはできた。レベルの高い日本チームで高め合い、いい状態で次の試合に臨みたい。