フィギュアスケート女子の三原舞依(18=シスメックス)が来春、甲南大(神戸市)に進学することが24日、分かった。現在は兵庫・芦屋高3年で、関係者によると指定校推薦で合格。すでに入学準備を整えた。

 進学先は練習環境を変えないことを前提に選んだ。坂本花織とともに中野園子コーチの指導を受ける三原は、主に県内の神戸、西宮、尼崎市内の3つのリンクを使って練習しているが、甲南大はリンクとのアクセス面でも適していた。

 全日本選手権ではショートプログラム(SP)で7位と出遅れ、フリーを経て5位に浮上。演技後は「五輪に出られなくても、次に向けてまた強い選手になりたい」とうれし涙を流した。17年は2月の4大陸選手権で優勝し、3月に初出場した世界選手権では5位と活躍。さらなる進化を遂げ、慣れ親しんだ地元から世界へ羽ばたいていく。