バレーボールのプレミアリーグは10日、東京・大田区総合体育館などで男女各6チームによるプレーオフが開幕し、男子はレギュラーシーズン1位のパナソニックが昨季覇者で同3位の東レに3-0でストレート勝ちし、白星発進した。豊田合成はジェイテクトを3-0で下し、JTはサントリーに3-2で勝った。プレーオフは総当たりで対戦し、1位が決勝に進出。2位と3位は準決勝に進む。

 パナソニックのスーパーエース清水邦広が快勝の原動力になった。強烈なサーブで東レの守備を揺さぶり、ライトからの強打でポイントを重ねた。チーム最多17得点、アタック決定率74・8%を記録。歌手中島美嘉と2日に離婚後初の試合になったが、プレーの安定感は変わらない。「いいスタート。守備から攻撃につなぐチームの狙いが出せた」。4季ぶり優勝へ表情は引き締まったままだった。