全日本柔道連盟(全柔連)の金野潤強化委員長(50)が27日、欧州遠征から成田空港に帰国し、グランドスラム・デュッセルドルフ大会に出場予定だった女子57キロ級の山本杏(23=パーク24)が当日計量失敗により失格になったことについて言及した。

 金野氏によると、山本は前日計量はパスしたが、試合当日の23日の計量で「5%水準」を超えて失格となった。柔道の当日計量は、制限体重を5%超えていると失格になる。金野氏は「選手の管理態勢が十分でなかった。試合での勝ち負けは仕方ないが、試合が出来なかったのはしっかり反省しないといけない。(関係各位に)大変ご迷惑をおかけした。おわび申し上げます」と陳謝した。

 計量失格となった選手は強化指定から外れる可能性が高く、金野氏は「内規に従うとそういうことになる」と説明。今後、全柔連の強化委員会で処分を検討する。