桜の季節となり、アスリートたちも進学、就職の節目を迎える。陸上男子100メートルで日本人初の9秒台となる9秒98を昨年9月にマークした桐生祥秀は東洋大を卒業し、日本生命所属となる。平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)ジャンプ女子銅メダルの高梨沙羅も日体大を卒業。これまで同様クラレの選手として活動する。

 2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子200メートルバタフライ銀メダルの坂井聖人は早大からセイコーホールディングス、17年世界選手権女子200メートル個人メドレー2位の大橋悠依は東洋大からイトマン東進所属となる。

 柔道の17年世界選手権男子100キロ級覇者のウルフ・アロンは東海大から了徳寺学園職員に、女子48キロ級を制した渡名喜風南は帝京大からパーク24入り。女子78キロ超級2位の朝比奈沙羅は東海大に籍を置いたままでパーク24所属となる。レスリングの17年世界選手権でグレコローマンスタイル59キロ級優勝の文田健一郎は日体大からミキハウスへ。女子48キロ級優勝の須崎優衣は東京・安部学院高から早大に進む。

 体操女子でリオ五輪女子団体4位メンバーの寺本明日香は中京大を卒業し、従来通りレジックスポーツ所属。杉原愛子は東京・藤村女高から日女体大に進学する。同五輪トランポリン男子4位の棟朝銀河は慶大を卒業し、セイコーホールディングスに入社した。

 卓球女子日本代表の平野美宇は日本オリンピック委員会(JOC)エリートアカデミーを修了し、プロとして活動する。

 平昌五輪ショートトラック男子代表の吉永一貴は愛知・名古屋経大市邨高から中京大に進む。

 バレーボール男子日本代表として活躍する石川祐希、大竹壱青はともに中大を卒業。石川はプロ選手となり、大竹はプレミアリーグのパナソニックでプレーする。