ラグビートップリーグのヤマハ発動機が2日、磐田市のゆめりあ球技場で今季初の全体練習を行った。

 新人とナショナルデベロップメントスコッドに参加する5人を除く35人が参加。約2時間、実戦練習などのメニューを消化し、清宮克幸監督(50)は「選手たちは、個人トレーニングをしてきたので動けている。チームを支えてきた10番、12番が抜けたので、今までにないヤマハの姿になると思う」と話した。

 14年間、司令塔を担った大田尾竜彦氏(36)が昨季限り引退し、チームのBKコーチに就任した。この日の練習メニューも大田尾コーチが考えたという。「基本を大事にして、ベーシックスキルを上げたい。個性はそれから。今日は去年までの攻撃を思い出しながら動いてもらいましたが、良かったと思います」。

 主軸のCTBマレ・サウ(30)はトヨタ自動車に移籍した他、退団は10人で、現段階の新加入は3人。主将2季目のNO8堀江恭佑(27)は「多くの人が入れ替わるので、今年はチームビルディングなどで、結束力を高めたい。リーグ戦が短い(7試合)ので、全勝を目指します」と意気込んだ。【大野祥一】