男子プロバスケットボールBリーグは9日、昨年に続き2度目となる「Bリーグトライアウト2018」を6月1日に東京・大田区総合体育館で実施することを発表した。

 2019年3月31日において満30歳以下の男子と自由交渉リスト入りした選手を対象に、体力測定と練習試合を行い、来季に向けての選考を行う。現在、海外に縁をもつ選手からの応募も含め、40人程度の応募があるという。

 選手や選手をめざす人にとっては、18-19年シーズンに向けての挑戦となり、各クラブにとっても選手獲得の機会になる。NBAトライアウト方式を参考に、初の試みとしてファンダメンタルテスト(体力測定など)を実施し、バスケットボールのスキルだけでなく身体能力や運動能力なども選考基準に含む。午前のファンダメンタルテストの合格者のみが午後のスクリメージ(練習試合)に臨むことができる。参加者の身体能力や運動能力などのデータを記録・蓄積し、今後、契約に至る選手の傾向を把握するなど、データを活用する狙いがある。

 同時に、トライアウトではプロ志望コーチの参加も募集する。19年3月31日において満20歳以上~満35歳以下で、日本バスケットボール協会(JBA)公認D級コーチライセンス以上を所有している男女を対象とする。大河正明チェアマンは「若い世代を長期的な視点で選手を育成するためにも、指導者の育成が必要。門戸を広く開いて、プロクラブでのコーチを経験する機会を」と意義を説明した。