ソフトボール女子日本代表が30日、千葉市内で行われた世界選手権(8月2日開幕・千葉)の結団式、壮行会に出席した。

 20年東京オリンピック(五輪)への試金石となる大会に向け、宇津木麗華監督は「目指すところは1つ、優勝しかない」と力強く意気込みを語った。

 日本は、98年以来の国内開催となる今大会で2大会ぶりの世界一を目指す。08年北京五輪金メダルの上野由岐子(36=ビックカメラ高崎)は「いよいよ本気の戦いが始まる感じ。緊迫した試合を自分自身も望んでいるし、世界一を取りに行きたい」と闘志を燃やした。

 今月22日に36歳となり「疲れやすくなった」と体の変化を認めるが、エースとしての実力は健在。「北京の時のような三振を取るピッチングはできないが、0に抑える姿を見てもらいたい。そこは10年分の経験がある。テーマはいかに楽に投げるか。球数を減らして、駆け引きで抑えていきたい」と“省エネ”投球でライバル米国などに挑んでいく。

 大会は千葉県内の4球場を舞台に、8月12日まで行われる。