柔道の世界選手権(9月、アゼルバイジャン)女子78キロ超級代表の朝比奈沙羅(21=パーク24)が握力強化で世界一を狙う。

 6日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた女子代表強化合宿に参加。3位だった7月のグランプリ・ザグレブ大会で腰を痛め、一部別メニューで調整した。ウエート部屋で約1時間30分、握力や下半身トレーニングに励んだ。「握力の向上が課題の組み手強化につながる。ウィキペディアには(握力)50キロと書いてあるけど、実際はそんなにない。40キロぐらい」とネット情報を否定。昨年の世界選手権は準優勝に終わり「自分が1番になると決めた場所に今年も立ててうれしい。強い気持ちを持って1番を取り返す」と闘志を燃やしていた。