レバンガ北海道は同じ東地区のサンロッカーズ渋谷に72-91で敗れ、今季初の連勝はまたしてもつかめなかった。第1クオーター(Q)で16点リードを許し、最後までその点差を埋められないままホーム4連敗。本拠地1勝5敗は東地区ワーストで、3地区18チームのワーストタイ。次節はアウェー新潟アルビレックスBB2連戦(10・11日、新潟市東総合スポーツセンター)となる。

レバンガ北海道の選手たちは、反撃の糸口もつかめないまま試合終了のブザーにうなだれた。3008人の観客の歓声は、試合が進むとともに、ため息が多くなった。東地区最下位のSR渋谷に完敗。ジョゼ・ネト監督(47)は「今日はシンプルだ。ディフェンスをチームとしてできないと勝つチャンスはない。そこを改善していかないと勝てない」と厳しい言葉を残した。

試合序盤から攻守ともに機能しなかった。第1Qはわずか10点。得点源のデイビッド・ドブラス(37)とマーク・トラソリーニ(28)は、相手の2メートル10センチ超外国人フォワード2人を相手にゴール下で競り勝てず。第1Qだけで攻撃時にボールを奪われるスチール数が5つもあった。2戦連続先発出場した関野剛平(24)は「勝った試合では、出だしからディフェンスに入れていた。リズムを作れるようにしていきたい」と試合に臨んだが、理想とかけ離れた展開のスタートに戸惑った。

第4Qにはドブラス、トラソリーニと市岡ショーン(27)の3人を同時出場させたが、点差を詰めるまでに至らず。シュート成功率はSR渋谷が54・8%、北海道は38・1%にとどまった。ネト監督は「自分は選手のことを少しずつ理解し、選手も自分の求めるスタンス、戦術を理解してきている。互いのバランスは良くなってきている」と話していたが、この日は機能しなかった。

これでホームは4連敗、開幕2戦目の10月7日70-53大阪が唯一の白星で、通算1勝5敗となった。次節10日からの新潟戦を連勝して、勢いをつけて帰ってきたい。【浅水友輝】

▼レバンガ北海道はSR渋谷に敗れ、ホーム4連敗。今季ホームは1勝5敗、勝率1割6分7厘で東地区ワースト。B1の3地区18チームでも西地区5位の滋賀と並ぶワーストタイと、本拠地で勝てていない。