フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダ女子で2位に入った山下真瑚(15=愛知・中京大中京高)が13日、GPロシア杯(16日開幕、モスクワ)に向けて成田空港を出発した。

スケートカナダの後は、動きに迫力を出すことに重点を置いてきたという。「肩甲骨から動かせたらいいなと思って、トレーナーさんから教わった、肩甲骨を動かして背中を反るストレッチをするとか、滑っているときも動きに気をつけて練習しています」。

今大会で2位以上に入れば、GPファイナルへの出場も濃厚となるものの、「ファイナルを意識し過ぎちゃいけないと思っています。点数も他の方とは違うので、もっと正確な演技ができないといけない」と控えめ。同世代の紀平梨花(16)がNHK杯で優勝した演技も「ちょこちょこ見ました」と言う。「やっぱりジャンプも安心して見ていられる。自分もそういう失敗しない気で行かないと。試合に臨む意識が、梨花はすごく強いんだなと思いました」と刺激も受けた。

ロシアへの遠征も初めてとなり、「試合で行きたかった国の1つなので、どんなところかなというのが1番楽しみ」と笑顔で出発した。