埼玉県と同加須市、佐藤栄学園は26日、さいたま市の知事公館でコロンビア・オリンピック委員会と20年東京五輪の事前トレーニングキャンプに関する協定書を締結した。柔道や陸上、重量挙げなどのメダル有望競技を中心とした代表選手らが、加須市にある平成国際大及び花咲徳栄高の施設を使って、五輪本番への準備をする。

コロンビアは16年リオデジャネイロ五輪で金メダル3個を含む合計8個のメダルを獲得した。締結式に出席した同柔道女子70キロ級銀メダリストのジュリ・アルベアルは「スポーツ環境のレベルは非常に高い。いい成績を残せることは間違いない」。同国オリンピック委員会のシロ・ソラーノ事務総長も「施設が素晴らしい。20年は最低でもメダル9個以上は取りたい」と意気込んだ。

すでに先月、メダル有望競技でもある重量挙げの代表選手が平成国際大で合宿した。来年もレスリングなど複数の競技が合宿を予定している。ソラーノ事務総長は「本番前は総勢150人規模になりそう。予選を突破すれば男女のサッカーチームも連れてきたい。今年のW杯でコロンビアは日本に1-2で負けたけどね」と期待していた。