正念場の戦いが始まる。バスケットボールBリーグは3週間の中断期間を終え、3月2日に再開する。東地区最下位、リーグ18チーム中17位に低迷するレバンガ北海道は、敵地で琉球ゴールデンキングスと対戦する。今季は40試合で10勝30敗。残り20試合で、リーグ15位以下の4チームがまわるB1残留プレーオフ回避が現実的な目標となる。緊急連載「B1残留へ ラスト20戦での巻き返し」で3回に渡り、今季のチームの現状を分析し、巻き返しへの打開策を探る。
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今季、レバンガ北海道は決定力不足にあえいでる。40試合を終えたチーム成績は苦しいものだ。勝利数10は40試合消化時点で過去最低。シュート試投数はリーグ9位につけていたが、成功数は16位。成功率は42・6%と、東地区首位・千葉ジェッツの48・5%から離されている。決定力の差が勝敗に直結している。内海知秀監督(60)は「一番はシュートパーセンテージが落ちていること」と、今季の低迷を分析する。
今季の得点パターンはゴール下にボールを集め、デイビッド・ドブラス(37)マーク・トラソリーニ(28)の両外国人が着実に点を積み重ねるスタイルだ。2人を生かすためには、外角からのシュートを織り交ぜ、相手守備を分散させることが必要だ。今季の3点シュート成功率は昨季比で3・7ポイント低い。シュート試投数は昨季より43本多いが、成功数は14本少ない。外からのシュートが入らず、相手守備は内を固めることに集中する。結果的に両外国人の負担が増大し、インサイドのシュート精度までも落ち、全体が低水準に陥っている。
「イージーシュートまではいろいろな部分でつくることはできている」と内海監督。光明は少しずつ見え始めている。昨季リーグ1位だった1試合平均のチームアシスト数20・4は4位。相手のマークを外し、連動性のあるオフェンスで得点機会に持ち込む一定の形は継続できている。さらにシーズン序盤に不調だった折茂武彦(48)が復調。トラソリーニも昨季41・8%だった3点シュート成功率が30%前後に落ち込んでいたが、直近5試合は43%と上昇。昨年12月に加入のバイロン・ミュレンズ(30)は出場9試合全てで2桁得点を記録している。指揮官も「やろうとしていることはどんどん選手が表現してくれてきている」と、手応えを感じつつある。
今季は6点差以内の敗戦が7試合。単純計算ではあるが、昨季と同等の得点力であれば、競り勝てる試合もあった。「選手が大きく入れ替わったわけではない。遂行力をもう少し高めていく。オフェンスのリズムをつくることで、パーセンテージを上げていかないといけない」。このリーグ中断期間は、チーム全体のベースアップを図っている。
残り20試合は、同じ東地区との対戦が12試合。すでに複数試合をこなしている相手との再戦となり厳しくなる。それでも内海監督は「シーズンを通して対戦相手もいろいろと研究してくるが、基本的には(交代の)ローテーション的な部分は変える必要はない」と自信を見せる。強みのパスワークにさらに磨きをかけて、最大目標のB1残留を目指す。【浅水友輝】


