200メートル平泳ぎの世界記録保持者渡辺一平(22=トヨタ自動車)が、2日の予選に続いて2日連続で自己ベストを出して2位に入った。

前半の50メートルを28秒27の4番手で折り返すと「ターンしてから落ち着いてテンポアップした」。大きな泳ぎでぐいぐいと先頭の小関に迫った。自己ベストを0秒04更新する58秒58を出して、優勝した小関と0秒04差と追いつめた。

「今日できる最高のパフォーマンスはできた。ラスト10メートルでへばったが、ラストを持つように強化したい(200メートルで)世界記録が更新できるし、しなきゃいけない」。

200メートルをメインに練習を積んできただけに、手応え十分だ。大会前から「水泳人生で最高の状態」という言葉を連発しており、状態の良さをタイムで示した形。取材エリアでは最後に「世界記録、出そうッスね」という質問に対して「そうですね」とさらりと答えていた。