レスリングのアジア選手権女子57キロ級で銅メダルに終わった伊調馨(34=ALSOK)が27日、成田空港に帰国し、6月の全日本選抜(13日開幕、東京・駒沢体育館)での優勝を誓った。

今大会は準決勝で北朝鮮選手にまさかの敗北。それでも「強い選手と戦えて良かった。東京五輪に向け全日本選抜で優勝できるよう頑張りたい」と前を向いた。

16年リオ五輪以来の国際大会復帰戦。「階級も変わって別物だと感じた。がむしゃらな姿勢を見習い、必死になって勝ちにいかないと」と若手の台頭に刺激を受けた。

同階級にはリオ五輪金メダルの川井がいるが、全日本選抜で優勝すれば世界選手権(9月、カザフスタン)の代表が決定し、東京五輪出場も見えてくる。今後の調整方法について「秘密です」と不敵な笑みを浮かべた。秘めたる闘志を再燃し、世界選手権出場を勝ち取る。