フィギュアスケートの「ファンタジー・オン・アイス2019」が24日、千葉・幕張で開幕した。日本勢は、五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)や、昨年12月のグランプリファイナルで女子優勝の紀平梨花(16=関大KFSC)らが出演。海外勢では06年トリノ五輪で男子金メダルのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)や、18年平昌五輪で女子銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)らも出演するなど、豪華出演となった。

この日の出演者らが登場したオープニングで羽生は、いきなり4回転トーループを着氷。銀メダルだった3月に埼玉で行われた世界選手権以来となる、公の場でのスケーティングなだけに観客の興奮は最高潮に達した。その後に男女4人で行ったショーでも、華麗なスケーティングを披露。最後は18年平昌五輪で女子金メダルのアリーナ・ザキトワ(ロシア)と見つめ合うポーズをして、さらに観客を魅了した。

紀平やザキトワ、エフゲニー・プルシェンコやステファン・ランビエルなど、名だたるスケーターが次々とショーを行う中、羽生は大トリで登場。特別ゲストでX JAPANのToshl自身の曲「マスカレイド」の本人生歌に合わせて演技を披露。あでやかな歌声に合わせて、トリプルアクセル(3回転半)を鮮やかに着氷すると、その後も感情たっぷりなスケーティングで終始、ファンを魅了し続けた。