IBMがノジマ相模原を下し、4年連続4度目の決勝戦パールボウル(17日、東京ドーム)進出を決めた。

ノジマが第4Q終了時にFGを決め、26-26で2年連続の延長タイブレーク(TB)となった因縁の対決。TB1回目先攻のノジマがTDパスを成功させ、IBMは敗戦の危機に追い込まれた。しかし、第4ダウンギャンブルでQB政本からWR近江へTDパスが決まって、振り出しに戻すと、先攻に代わったTB2回目、IBMはヘッドコーチ(HC)兼QBのクラフトがTEスタントンへTDパスを決めた。そして、ノジマの攻撃をディフェンス陣が0点に抑え、勝利をつかんだ。

この日は第2Q中盤過ぎまでノジマのペース。ここでIBMは主将のDB中谷が値千金のTDパスインターセプトを決めた。中谷は「あそこは自分で流れを持ってきたいと思っていた。その後、オフェンスがつないでくれた」と自軍の反転攻勢につながった場面を振り返った。

そして、TBで7点先行され、第4ダウンギャンブルで追い付いて、逆転勝ちしたことについては「クラフトHCが言うように、仲間をトラスト(信頼)して、しんどい時でも諦めずにやりきることができた」と胸を張った。

目標は「紙一重でも勝ちきれるタフなチームになること」。中谷は秋リーグをにらみ、まずは「パールボウル」で3年ぶり2度目の優勝を勝ち取ることを誓った、