第1戦に勝利した日本だったが、2-7で米国に敗れ、1勝1敗となった。第3戦は25日19時から東京ドームで行われる。

24歳のバースデー登板となった先発の浜村ゆかりは初回こそ無失点で抑えたものの、2回に大乱調。1安打3四死球に暴投も加わり、2失点。たまらず宇津木監督が捕手の我妻とともに審判に交代を告げた。浜村は2回0/3を1安打5四死球で降板した。2番手は、第1戦で好投した岡村が登場するも、悪い流れは止められなかった。前日の試合後には「振りが鋭いので1つ間違えたら打たれる。速球が速くない分、コースを突いていきたい」と話していたが、生命線である変化球の精度が悪く、ストライクがなかなか取れなかった。カウントを悪くしたところで甘い球を痛打され、5安打3四球でさらに5点を失い、1-7と大きくリードされた。

打線は米国のエース・アボットから2回に先制。その後もチャンスを作るもあと1本が出ず、4回4安打1失点と抑えられた。その後も山田のタイムリーなどで追い上げたが、米国の継投の前に1点しか奪えず、2-7で敗れた。

完敗の中、3番手で登板した勝股が強力打線相手に4回を無失点と好投した。高崎での合宿では、宇津木監督が「少し荒い部分がある。まだまだ」と評価は高くなかったが、この日は速球でも変化球でも三振を奪うなど、圧巻の投球で米国打線をねじ伏せた。

強力打線の怖さを知った日本。東京五輪本番前最後の対戦となる可能性もある。東京五輪金メダル争いのライバルに強い印象を与えるためにも、第3戦は勝たなければいけない。