午後8時からの決勝種目に日本勢4人が出場する。

男子200メートル自由形では松元克央(22=セントラルスポーツ)が登場。21日の予選は全体の7番目で通過。続く準決勝は1分45秒56位をマーク。自己ベストを0秒07更新して全体の4番目で決勝に進出した。前半を1分19秒35の7番目で折り返して一気にペースアップ。最後は同組2位だった。「落ち着いて泳げた。ためていたので、しっかりタイムを上げられてよかった。前半いきすぎると力みですぐにバテるので避けたかった」と冷静そのもの。決勝では日本記録1分45秒23(萩野公介)の更新を狙っており「ワンチャンスでメダルを狙おうと思います」ときっぱり。五輪、世界選手権を通じて同種目日本勢初のメダルを狙う。

男子100メートル背泳ぎ決勝では入江陵介(29=イトマン東進)が登場。22日はスタート姿勢を補助する「バックストロークレッジ」の不具合で物議を醸したが、「大きな気持ちをもってやりました」とベテランらしくきっちり決勝進出。高速化する世界を相手に、メダル争いに食い込みたい。女子同種目は酒井夏海(18=スウィン美園)が登場。目標の決勝進出を果たして、どこまで上位に食い込めるか。

女子100メートル平泳ぎ決勝には青木玲緒樹(24=ミズノ)が登場。17年ブダペスト大会は決勝進出を逃して号泣。2年ぶりの舞台でしっかりとファイナルステージにコマをすすめた。「決勝に残るのが目標で達成できてうれしい。1、2位はずばぬけている。3位は混戦になるのであきらめずに頑張りたい」と宣言。準決勝は全体の3番目で通過。自己ベストの1分5秒90を更新すれば、日本記録1分5秒88(渡部香生子)も視野に入ってくる。