7日、F1第14戦イタリアGP予選が行われ、フェラーリの地元イタリアでシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。

フリー走行から好調のルクレールは予選でもトップタイムを記録し続けた。しかし予選Q3の1回目のランでは、目の前でキミ・ライコネンがスピンオフしタイムロスを余儀なくされたルイス・ハミルトンが0.039秒差につけるなど最終アタックの激戦が期待されたが、最後は各車が前走車のスリップストリームを使って空気抵抗を減らそうと駆け引きした結果、各車ともセッション終了までに最後のアタックに入ることができないという珍事が発生した。

「これだけ大勢の観衆に来てもらい、声援を受けてこの結果を手にすることができたのはうれしいよ。でも予選最後のアタックができなかったのは残念だ。一体何が起きたのか分からないよ」

(ルクレール)

レッドブル・ホンダはグリッド降格ペナルティーが決まっているマックス・フェルスタッペンはQ1でパワーユニットに不具合が発生したと訴えタイムを記録することなく終了。アレクサンダー・アルボンはQ3に進んだものの、1回目のアタックはライコネンのクラッシュによる赤旗に阻まれ、最後は時間切れで満足なアタックができないまま8位に終わってしまった。

(米家峰起通信員)