女子個人予選で日本のエース森ひかる(20=金沢学院大ク)が105・065点で3位となり、30日の準決勝に進んだ。

決勝(12月1日)の最上位者1名が東京五輪日本代表に決まる大一番。「足が緊張して、ジャンプからフワフワしている感じ」と独特の雰囲気に包まれたが、第2自由演技では縦方向に3回宙返りする大技「トリフィス」を2度決めた。昨年は5位、今季はW杯で2度表彰台に立ち、メダルも射程圏。東京都足立区出身で、この日も知人が多く訪れた客席に手を振った。日本勢は土井畑知里が5位、佐竹玲奈が6位。7位の宇山芽紅は日本人4番手で、1カ国最大3名までの準決勝を逃した。男子は堺亮介が11位、海野大透が12位、上山容弘が14位で準決勝へ。岸大貴は演技中断で59位となった。