パワハラで所属先の電通から懲戒処分を受けた菅野薫氏(42)が、東京五輪・パラリンピックの開閉会式企画、演出チームのクリエーティブディレクターを辞任した問題で、大会組織委員会は欠員補充を行わない方針であることが8日、分かった。

関係者によると開幕まで残り7カ月と差し迫った状態で、新たな人材を入れることは難しいという。同チームは総合統括を務める狂言師で演出家の野村萬斎氏を筆頭に8人で構成されていた。菅野氏は7日、組織委に辞任を申し出、即日受理されていた。