日本協会の森重隆会長(68)が新日鉄釜石OBとして、レジェンドマッチを盛り上げた。

試合前にはスーツ姿で「現役の時の(ような)プレーは、全く期待しないでいただきたい。みんなこんな風になってしまいました。しかしながらラグビーが好きで、ほんの10分ハーフですけれど、力いっぱい戦うので、ぜひ笑いながら応援してください」とあいさつ。会場の雰囲気が和やかになった。

試合が始まると、場内向けの解説を担当した。

「全く迫力がありませんね」

「おい! 気合をいれろ!」…

かつて主将や選手兼任監督として、日本選手権7連覇の礎を築いた会長らしいトークで笑いを誘った。

17日には阪神・淡路大震災から25年を迎え、岩手・釜石市も東日本大震災で被災。この日はともに日本選手権7連覇を果たしたチームが、震災の記憶と教訓を風化させないことを目的に戦った。