樋口新葉(19=明大)が会心演技でSPの自己ベストを更新した。72・95点。冒頭から2回転半、3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプに成功。基礎点1・1倍になる最後のジャンプを予定の3回転ループから3回転フリップに難度を上げて着氷した。

「東京から、こっちに来てからあまり調子が良くなくて」と言いながらも、滑り終えると両拳を握って納得。昨年10月に記録した71・76点を上回り「不安だったけど、徐々に上がってきた。海外で70点を超えることがほとんどなかったので満足はしている。ただ、もっとできる」とモチベーションが上がった。

滞在中は韓国料理も味わったというが「ものすごく辛いお肉で」と苦笑い。「汗だくになりながら食べました。おなか、大丈夫かなと思ったけど大丈夫でした」と天真らんまんだ。8日のフリーへ「(3月の)世界選手権に向けて、いい点が出たと思う。この調子で3回転半を入れられたら。あとは全日本と同じ構成です」と説明し「自信を持って上を目指したい」と気持ちを上げていた。