やったぞ「中岡杯」。日本ホッケー協会は6日、オリンピック(五輪)会場の大井ホッケー場で「2020大井・高等学校ホッケー大会」を開催した。全国高校総体が中止になった高校生に実戦の機会を提供する「救済大会」で、高校時代にホッケー部だったお笑い芸人ロッチの中岡創一が開催の音頭をとって実現にこぎつけたもの。東京都、神奈川県の高校ホッケー部を対象に、試合や交流イベントを行った。

男子の東京学芸大付は、成城学園と対戦。試合終了間際に決勝点を奪って、1-0で勝利した。国井大地(3年)は「(大井ホッケー場は)芝が青くて、設備が整っていていいなと思いました」。コロナ禍で夏休みは1日しかチーム練習ができず、それ以外は自主トレーニングのみだったという。「全力は出せませんでしたが、勝てたのでよかった」と笑みを浮かべた。

日本協会の公式アンバサダーを務める中岡の存在については「ホッケーはマイナーですが、中岡さんがアンバサダーを務めていただいてうれしいし、こういう試合の機会ができたこともうれしいです」と感謝していた。【益田一弘】