14歳の女性プロレーシングドライバーでデンマークF4に参戦しているJuju(野田樹潤)が、初めて路面がぬれた状態で戦うウエットレースを経験した。

現地時間11~12日、同国パドボーグ・パーク(1周2・07キロ)で「F4 Danish Championship」第4~6戦が行われた。11日の第4戦はポール・ポジションスタートから3位。12日の第5戦は5番手スタートで2位、直前に大雨となった第6戦は再びポールポジションスタートだったが、6位となった。開幕戦で優勝を飾っていたJujuは「圧倒的な速さを確実に勝ちに結びつけるという目標もできたし、雨でも速く走れて負けていないことも確認できて自信になりました」と振り返った。

特に第6戦はカートを含めて11年のレース経験の中で、初のウエットレースになった。トップを快走していたが、コーナーで痛恨のブレーキング・ミス。タイヤをロックさせてコースをオーバーランし、再びコースに戻ると最下位だった。そこから6位まで順位を上げたが、収穫と課題をつかむレースになった。

元F1ドライバーで父の野田英樹監督(51)と二人三脚で歩むJujuは、今年1月に拠点だった岡山から欧州へ旅立った。今季6戦を終えて、周囲のマークも経験しながら、表彰台に4度立っている。次戦は26~27日、リング・ジュルスランド(1周1・75キロ)で第7~9戦に臨む。