9月25日、浅田真央さんが30歳の誕生日を迎えました。記念に特別な作品を製作したのは、アーティストの田村大さん(37)。似顔絵の世界大会で優勝した腕前で、現在はスポーツを主なテーマに世界中にファンを持ちます。20代最後の日となった24日、2人が対面し、直接作品が届けられました。

幼少期から「天才少女」と言われた少女時代、2度の五輪で多くの人に感動を与えた競技者時代、そして引退後も輝き続ける今日まで。ストーリーが詰まった記念作品です。

田村さんは似顔絵の世界大会で優勝を飾る世界一の腕前で、現在はスポーツを主なテーマに世界中にファンを持っています。NBAなどのバスケットボール、野球、サッカー、ボクシングと多岐に及ぶ有名選手のイラストを手がけ、今回初めてフィギュアスケートを描きました。その中で感じたこととは…

 

「これまでは男性を描く機会が多かったんですが、女性のアスリートを代表する方として、力強さの中に柔らかさや、すごくキラキラしたイメージを感じていました。ですので、華やかさも表現するように意識しました。

アスリートの方は筋肉が目立ちますよね、特に男性は。でも、今回は適さないですし、躍動感などを違う所で表現するというのは1つ難しい挑戦だなと感じて、取り組みました。

印象に残ったのは、演技を終えた後の表情、動きですね。3、4分の演技を終えた後の顔は、うまくいった時は特に、重圧など全てから解放されたようなものが前面に出てて、美しいですね。どんな演技だったのか、絵を見た方が想像で埋めてくだされば。

全体を通しても、呼吸が聞こえるような絵を描きたいなと思いました。幼少期から大人になるまで、今にも動きだしそうな印象、写真とも違う感覚を持ってくだされば、うれしいですね。命を吹き込むような気持ちで向き合いました。ぜひ、ご覧ください」