鈴木なつ(17=Mエイトクラブ)が初優勝した。前日2日のショートプログラム(SP)は53・85点で首位発進。フリーは全体2位の88・36点だったものの、合計142・21点で頂点に立った。

フリーは冒頭の3回転ルッツで転倒。続く3回転サルコー-3回転トーループの2本目が2回転になったり、3回転フリップが1回転になったり、ジャンプに苦しんだが、後半の3回転ループやダブルアクセル(2回転半ジャンプ)はきれいに着氷。長い手足を大きく生かした、伸びのある演技で総合力の高さを見せつけた。

冬季オリンピック(五輪)男子2連覇の羽生結弦(25=ANA)と同じ宮城・七北田中の出身。今季から拠点を山梨県に移して関東ブロック大会デビューし、表彰台のてっぺんに上がった。

2位は高橋舞(15=横浜創英スケート部)で計136・92点、3位は田辺桜香(星槎国際高横浜)で計125・61点だった。