「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は14日、準決勝第1組の第1日を終えて4チーム中3位だった。最終日の15日に上位2チームに入れば、決勝(21、22日)に進出。開始は午後8時で、CSテレ朝チャンネル2で生中継される。

かえる軍団は、主将の入江陵介(30=イトマン東進)が、200メートル背泳ぎで1分49秒02を出して1位。2位とわずか0秒04差の接戦を制しチームを鼓舞した。

大橋悠依(25=イトマン東進)は、200メートル個人メドレーで日本新の2分3秒93で1位になった。5日にマークしたばかりの日本記録を1秒11も更新する大爆発だ。タイムを確認すると目を見開いた。「相手に速い選手がいるので集中して泳いだが、ちょっとびっくりした」と口にした。

他チームも準決勝に入ってギアを上げてきた。女子50メートル背泳ぎでは「ロンドンロアー」のトゥサン(オランダ)が世界新記録の25秒60をたたき出した。従来の記録を0秒07更新して大喜び。同じレースで2位だった酒井も26秒10と、寺川綾の日本記録に0秒05差だったが「自分と同じレースで世界記録が出るとは。衝撃が大きい」と口にした。

第1日を終えてチームの順位は、1位「エナジースタンダード」291点、2位「ロンドンロアー」270点、3位かえる軍団208点、4位「NYブレーカーズ」114点となった。

北島GMが、決勝進出のために上回るべき相手としていた「ロンドンロアー」とは62点差になった。北島GMは「準決勝でいいパフォーマンスをしたいと思ってくれている選手が多いが、他のチームもここに合わせている。予選よりも白熱したレースになっている。よく頑張ってくれているが、予想以上にリレーで点の開きが出ている。チーム一丸となって、少しでも高い得点をとりたい」とした。かえる軍団は最終日に得意種目が多いだけに逆転でのファイナルを狙っていく。