女子1500メートルで同種目世界記録保持者の高木美帆(26=日体大職)が1分55秒60で優勝した。

前日21日の1000メートルに続くリンク新Vにもタイムには満足しておらず「54秒台を出してこないと、世界と戦った時に厳しい。修正していかないといけない」と話した。

アクシデントでパフォーマンスを発揮しきれなかった。直前の組で転倒があり、救護のためスタート時間が5分遅れた。すでにアップは完了していたが、仕切り直しで体が冷えたのがレースに影響した。これまで直前でのアクシデントの経験が少ないという。「倒れた選手が何事もなければいいなというのが一番」と気づかいを忘れず「もっと柔軟に対応しないといけない」と反省した。

夏場は氷上練習開始時期が遅れ、体づくりも思うようにできなかった。新型コロナウイルスの影響を受ける異例のシーズン。だがシーズンに入り、体の変化やそれによって生じるギャップが、新しい発見につながっているという。「今まで感じられなかった発見とかがあって、面白いなと感じる部分がある」と前向きに取り組む。今季は国内大会3試合、各2種目に出場し、6種目負けなしだ。次は12月4~6日の全日本選抜富士吉田大会(山梨)に臨む予定だ。