19年ジュニアGPファイナル王者佐藤駿(16=フジ・コーポレーション)は、83・31点で5位だった。

4回転ジャンプはトーループとルッツを装備しているが、股関節の痛みもあり、SPの4回転はトーループ1本を選択した。

冒頭の4回転トーループは、十分な高さと回転できれいに成功。次のルッツ-トーループの連続3回転は、後半のジャンプで着氷が乱れた。「ルッツでバランスを崩して、次は2回転にしようか迷った。(ミスをして)次のアクセルは絶対に決めないとダメだ」。最後の3回転半ジャンプはしっかりと成功した。

佐藤は「6分間練習から気持ちよく滑れて、その流れでやれた。(4回転ルッツではなく)3回転-3回転にすると決めて、気持ちで余裕をもっていけた。(SPで)4回転ジャンプ2本まで自分の実力が至っていない」と冷静に話した。

フリーは4回転ジャンプ3本の構成を予定。「去年と同じ構成で、去年よりも高い点を出したい」と意気込んだ。