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今日の誕生日

アレクセイ・ビチェンコ(1988年)→Pick Up!


Pick Up! アレクセイ・ビチェンコ

イスラエルの男子シングル選手が32歳のバースデーを迎えました。


2019年NHK杯男子フリー
2019年NHK杯男子フリー

ウクライナ出身。同国選手権で2年連続2位の実力者でしたが、さらなる国際舞台進出を目指して10年に所属をイスラエルへ移しました。14年ソチ五輪(オリンピック)の最終予選を兼ねた5カ月前の13年ネーベルホルン杯では5位。イスラエルに出場枠をもたらすと、自ら本大会に出場して21位の成績を残しました。

15-16年にはイスラエル勢で初となる欧州選手権2位、グランプリ(GP)シリーズのロシア杯3位と着実に成長。16-17年の世界選手権では10位に入り、翌18年の平昌五輪も出場枠を確保しました。

17-18年に入ると、NHK杯で当時30歳セルゲイ・ボロノフ選手(ロシア)、28歳アダム・リッポン選手(米国)に次ぐ銅メダル。自身は29歳の時で、フィギュア界では息の長い3人の表彰台独占が話題にもなりました。

そして平昌五輪です。米ニュージャージー州を拠点に万全の調整をし、迎えた団体戦の男子ショートプログラム(SP)で2位になりました。4回転トーループを決めるなど快心の演技で88・49点。103・25点で首位の宇野昌磨選手に次ぎ、3位のパトリック・チャン選手(カナダ)や4位のネーサン・チェン選手(米国)を上回る高得点でした。

有力選手にミスが相次いだ五輪の大舞台でも「みんな神経質になりすぎたんじゃないかな。僕は純粋に楽しめた」と笑顔を見せたベテラン。個人でも11位と進化を示し、大会1カ月後の世界選手権では表彰台に迫る4位と、年齢が節目の30歳を超えても、なお自己記録を更新してみせました。

新型コロナウイルス禍の20-21年も現役。GPシリーズ第1戦スケートアメリカに参戦し、合計214・62点で6位でした。フリー曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」の継続で、構成も4回転トーループ2本とバリバリ。まだまだ若い者に負ける気はなさそうです。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2020年12月28日
2020年12月28日

20年12月28日、メダリスト・オン・アイスで演技をする羽生結弦(代表撮影)。


今日の出来事

ライバル国から守れ! バンクーバー五輪で「真央のカーテン」(2010年)

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