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今日の誕生日

村元哉中(1993年)→Pick Up!


Pick Up! 村元哉中

アイスダンス界の発展に貢献している女子選手が、28歳となりました。

元々はシングル選手。ジュニアグランプリ(GP)シリーズにも転戦し、全日本選手権にも出場していました。

転機は14年、アイスダンスへの転向でした。4年後の平昌五輪出場を目指し、野口博一とカップルを組むと全日本選手権で3位。翌シーズンから故クリス・リードさんと歩み始めました。


平昌五輪アイスダンスフリー
平昌五輪アイスダンスフリー

すでに10年バンクーバー、14年ソチ五輪を経験していたリードさんと引き出しを増やし、15年からは全日本選手権で3連覇。平昌五輪代表に決まると、18年1月の4大陸選手権(台北)で新たな歴史を刻みました。国際スケート連盟によると、同選手権のアイスダンスで北米以外のカップルが表彰台に立つのは初めてという偉業。リードさんの手を握りながら「日本がメダルを取れた。とにかくうれしいっていう気持ちしかないです」と3位の結果を喜びました。

2月の平昌五輪では15位、3月の世界選手権では11位。いずれも日本勢過去最高の成績となりました。五輪シーズン限りでリードさんとのカップルを解消。1人で過ごす期間を経ても、アイスダンスに対する情熱は衰えませんでした。

19年9月にはシングルの元世界王者、高橋大輔とのカップル結成を発表。記者会見では「1月に『大ちゃんがアイスダンスに興味がある』と聞いて…。本人に直接聞いて、話が進みました」と明かしました。2人は20年から本格的に米国で練習を開始し、12月の全日本選手権(長野)では自らの左膝を負傷しながらも2位(当時の記事)。勝負の北京五輪シーズンに向けて、さらなるレベルアップを誓っています。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2021年1月30日
2021年1月30日

21年1月30日、冬季国体フィギュアスケート成年女子フリーで演技する樋口新葉。


今日の出来事

14歳の浅田真央がジュニア2冠を達成(2005年)

世界ジュニア選手権〈4日目〉◇3日◇カナダ・キッチナー◇女子フリー

天才少女がシニアを超えた。初出場の浅田真央(14=グランプリ東海ク)が大会史上初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決める完璧な演技で、昨年12月のGPファイナルに続きジュニア2冠を達成。2位に20点以上の大差をつける179・24点は、シニア世界王者の荒川静香(23=プリンスホテル)の今季GPファイナル(2位)の得点を19点も上回った。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

予選、ショートプログラム(SP)、フリーと1度もトップを譲ることのない完全優勝。予選では曲のかけ間違い、SPではスケート靴のひもがほどけた。しかし、動揺はなし。大会を通じて転倒は1度もなかった。「最初は緊張したけど、トリプルアクセルを跳ぶ前にはなくなっていた」と浅田。柔らかな関節を生かした表現力でも見せた。

来年のトリノ五輪には年齢制限で出場できないが「今の真央をトリノ五輪に出したいくらい。荒川、安藤、村主もおちおちしていられない」と日本スケート連盟の城田憲子強化部長は話した。