B1新潟アルビレックスBB(東地区9位)は6、7日、川崎ブレイブサンダース(同3位)とアウェーの川崎市とどろきアリーナで対戦する。5日は中之島体育館で調整を行った。昨季まで川崎に所属したSF林翔太郎(25)が、今季2戦2敗の古巣へのリベンジと恩返しの勝利を意識して臨む。

「2連勝したいです」。林は力強く言った。ここまで15試合連続スタメン。走力を生かした攻守でチームの上昇ムードをけん引している。昨年10月のアウェー川崎戦は69-92で完敗したが、2月のホーム戦は74-80と競り合った。「ホームではあと1歩だった。勝ち切る力があることを証明したい」。善戦だけでは満足していない。

川崎には2季在籍した。日本代表のPG篠山竜青(32)らとは今も連絡を取り合う。前回ホーム戦後、篠山に「自分らしく思い切ってやれ」とアドバイスされた。「あれで吹っ切れた」。続く広島戦ではキャリアハイの22得点をマークした。気遣いへの恩返しも今節の個人的なテーマだ。

新潟は6日の1戦目に今季初の3連勝がかかる。「新潟で頑張っているところを見せたい」と林。かつてのホームで成長した姿を披露し白星につなげる。【斎藤慎一郎】