柔道のグランドスラム(GS)タシケント大会で優勝した東京五輪女子63キロ級代表の田代未来(26=コマツ)が、東京五輪へ再スタートを切った。

GSタシケント大会から一夜明けた7日、オンライン取材に応じた。約1年ぶりの実戦は、全5試合一本勝ち。圧勝したが結果に満足することなく「勝ち切れたことは良かったがあくまでも東京五輪の過程。良い再スタートだと思っているし、本番までにもう1つ、2つレベルアップした状態にしたい」と気合を入れた。

コロナ禍でのこの1年は、小外刈りなどの多彩な足技を有効的に使うために弱点の下半身強化に重点を置いた。今大会もその足技や受けに効果があったとみられ、2度目の夢舞台での頂点を目指し、さらなる精進を誓った。