リコーは、2連覇を狙う神戸製鋼に1点差で惜敗した。前半から豊富な運動量で、“王者”相手に圧力をかけ、終始主導権を握らせなかった。

7-17で迎えた後半4分にはフッカー武井、同15分にはロックのロトアヘアが立て続けにトライを奪って逆転。同21分にはロック、スキーンの「神の手」が光った。神戸製鋼のCTBラファエレがリコー選手数人を突き飛ばしながら突破してトライかと思いきや、ビデオ判定の末、スキーンが左手をラファエレのボールに巻き込むようにしてトライを防いだ。リコーはその後もゴール前で好プレーを連発。相手のトライを死守したが、1点差に泣いた。

試合後、神鳥裕之監督は「本当に悔しい。チャンピオンチームに対して、お客さんのためにも立ち向かう姿勢だったり、感動を与える試合をしたいと思って臨んだ。選手たちはそれを体現してくれた」とたたえた。その上で「この結果を満足するチームになってはいけない。(勝負の世界において)この『1点差の重み』を感じて次へつなげたい」と前を向いた。

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