日本のエースで、世界40位の錦織圭(31=日清食品)が、世界一の巨人を倒した。身長211センチと、トップ100で最長身で同39位のオペルカ(米国)に3-6、6-3、6-4で逆転勝ちした。2回戦では、同14位のゴファン(ベルギー)と対戦する。

身長差33センチ、サーブの速度で約50キロの大差を跳ね返し、錦織が何とか勝利をもぎ取った。「終始、テニスの試合をしている感じはしなかった」と、ほとんど得意のラリーがない試合に、最後まで苦笑いだ。

第1セットは、時速230キロ近い相手のサーブに手を焼き、全くリターンが返球できず。「(相手のサービスゲームを破れる)手応えは全くなかった」。自分のサービスゲームを1度落としただけで先取された。

しかし、第2セット以降「突然、ブレークチャンスが2回来た」。その2回をしっかりものにし、第2セット以降は自分のサービスゲームを落とさず。獲得合計点でわずか1点差の接戦を制した。

◆ドバイ選手権は、3月14~20日、WOWOWオンデマンドで配信中。