大同大(愛知)からバレーボールVリーグ男子2部サフィルヴァ北海道に新加入した田代真輝、中林一真(ともに22)の2選手が1日、就職先となる光駿輸送(札幌市)の入社式に臨んだ。2選手は大同大1年時に全日本大学選手権16強を経験。鹿児島出身で169センチ、72キロのセッター田代は「大学で磨いてきた組み立てる力を生かせたら」。福岡出身で185センチ、82キロのアウトサイドヒッター中林は「速さと精度のあるサーブを見てもらいたい」と意気込んだ。

両選手は3月で大同大を卒業。サフィルヴァ北海道でプレーするにあたり、昨季からチームスポンサー契約を結び、遠征バスなどを提供している同社に採用された。ともに内勤事務で、月曜から金曜まで定時で働き、終業後に練習合流。試合がある週末は、バレーボールを優先する。田代は「社会人として、仕事でもバレーでも貢献出来るように」。中林は「まずは生活態度から、しっかりやっていきたい」を気を引き締めた。

サフィルヴァ北海道は今季2部初年度で9位と健闘も、道内チームの“先輩”ヴォレアス北海道は2位。中林は「力をつけて早くライバル関係になり、ゆくゆくは追い越せるようになれたら」。田代は「加入させてもらったからにはトップを目指したい」。九州男児2人が、北海道で夢を追い掛ける。【永野高輔】