渡部香生子(24=JSS)が1分6秒51で優勝し、東京五輪代表の座を射止めた。12年ロンドン、16年リオデジャネイロの両大会に続く3大会連続の五輪切符を手にした。
レース後のコメントは以下の通り。
3回目になっても、やっぱり五輪を決める大会となると、すごく緊張していたので。無事、決めることができてホッとしています。
-最後に逆転した
1番は、自分のレースをしようと思っていたんですけど、ホント最後の勝負だと思ったので、ここで勝てたこともすごく自信になったと思います。
-この後は得意の200メートルもあるが、五輪で結果を求めてきた
そうですね。今まで五輪に2回は行けたけど、何も結果を残してこられなかったので、今回こそはしっかり目標としていることを達成できたらいいなと思います。
-ラスト5メートルの逆転
1番は自分のレースをしようと思っていたけど、隣も意識しないと優勝もできないと思っていたので。前半、先行されることは分かっていたので、あとはどれだけ出し切れるか
-電光掲示板を見た瞬間の思いは
やっぱり、100とはいえ代表を決めて200に入りたいな、という気持ちがあったので。優勝できて代表を決められて、最高にいい形で200につなげられたと思うので。しっかり気持ちを切り替えて、また200でも代表権を取れるように頑張りたい。
-思い入れのある平泳ぎで地元の五輪へ
まだあまり、すごく実感があるわけではないんですけども、東京が決まった時から目標にしてきた大会。しっかり開催されるのであれば、今度こそメダル獲得ですとか、自分の納得いく結果を出せる大会にできたらいいなと思います。
-16年リオ五輪の後、調子が上がらない経験。今回にどう生きているか
結果が出なかったりした時は、すごい苦しくて、何回もくじけそうになった。それよりも、結果を出せなかった悔しさが苦しさに勝っていたので、だからここまで諦めずに来られたんだと思います。
-ターンの時の周りとの位置関係は、いけそうだったのか。残り25メートルで追い上げていった時の心境は
あまり、すごく周りを見ていたわけではなかった。でも最後、頑張れば差せるかな、という位置にいるのは見えたので。このレースで代表を逃したくない、っていう思いが勝って。
-タッチした時は勝ったと思ったか
正直、分からなかったので。電光掲示板を見て、勝てたって知って、すごくうれしかったです。
2位に入った青木玲緒樹(26=ミズノ)も、日本水泳連盟が設定する派遣標準記録(1分6秒97)を突破し、2人で代表入りした。