東京オリンピック(五輪)代表選考を兼ねた競泳日本選手権は10日、最終日が行われ9種目の決勝が行われた。
池江璃花子が女子50mバタフライと女子50m自由形を優勝し4冠を達成した。
男子1500m自由形は竹田渉瑚が優勝したが、派遣標準記録に0秒64及ばず内定を逃した。
◆代表選考方法 競泳代表選考は単純明快だ。日本水連が定めた派遣標準記録(19年世界選手権決勝ライン)をクリアして2位に入れば代表内定。対象は決勝1本だけ。過去に選考で物議を醸した反省から04年アテネ五輪で導入。「一発勝負」の修羅場をくぐり抜ける経験が、競泳界の隆盛を支えている。
例外はない。16年リオ五輪選考では北島康介が100メートル平泳ぎ準決勝で同記録をクリアして1位通過。だが決勝は2位で同記録をクリアできず現役引退した。
リレー種目は、リレー派遣標準記録が設定されている。400メートルリレーは100メートル自由形、800メートル自由形は200メートル自由形で同記録を突破して4位になれば内定。同記録を突破できなければ、4位以内でも代表から漏れる可能性がある。
(注)※は派遣標準記録。
<4月10日>
▼女子50mバタフライ
(1)池江璃花子 25秒56
(2)相馬あい 26秒03
(3)平山友貴奈 26秒29
▼男子50m自由形 ※21秒77
(1)中村克 21秒97
(2)難波暉 22秒02
(3)松井浩亮 22秒04
▼女子50m自由形 ※24秒46
(1)池江璃花子 24秒84
(2)大本里佳 25秒00
(3)五十嵐千尋 25秒07
▼男子1500m自由形 ※14分55秒06
(1)竹田渉瑚 14分55秒70
(2)尾﨑健太 15分06秒77
(3)平井彬嗣 15分12秒58